今年も桜の花が満開になりました。

この時期、緒方は家の向かいの公園で、桜を毎日毎晩楽しんでおります。

 

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今日は、桜にちなんだ短歌と俳句を集めてみました。

 

あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも 山部赤人

桜花 今ぞ盛りと 人は言へど 我れは寂しも 君としあらねば 大伴池主

あしひきの 山桜花 一目だに 君とし見てば 我れ恋ひめやも 大伴家持

いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな 伊勢大輔

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 在原業平

ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 紀友則

花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に 小野小町

願はくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月の頃 西行法師

山里の 春の夕暮れ 来てみれば 入相の鐘に 花ぞ散りける 能因法師

敷島の 大和心を 人問はば 朝日ににほふ 山ざくら花 本居宣長

清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 今宵逢ふ人 みなうつくしき 与謝野晶子

桜ばな いのち一ぱいに 咲くからに 生命をかけて わが眺めたり 岡本かの子

はたた神 またひらめけば 吉野山 さくらは夜も 花咲かせをり 前登志夫

夜半さめて見れば 夜半さえ しらじらと 桜散りおり とどまらざらん 馬場あき子

さまざまのこと 思ひ出す 桜かな 芭蕉

散る桜 残る桜も 散る桜 良寛

夕桜 家ある人は とくかえる 小林一茶

 

素晴らしい歌がいっぱいありますね。

この記事を書いた人

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緒方克彦
担当科目:英語・国語
担当校:伊勢原校・成瀬校

理系が得意な私は医学部志望でしたが、小学校の教師になるために文系に転向して初等教育学科に進学。なぜか新聞社の内定をもらいましたが、選んだ道は塾講師。それから早30年。人生、何があるか分かりません。だから、若いうちは幅広く勉強することが大切だと思います。いろいろなことを吸収して、自分を磨きましょう。