国語の緒方です。

今日はペンゼミの先生みんなで湘南台文化センターまで出かけました。

模擬試験をやっている、教材会社「伸学工房」主催の高校入試報告会に参加して、現時点で判明した入試の傾向とかボーダーラインなどの話を聞きに行ったのですが、残念ながら期待していたほどは詳しい話が聞けませんでした。

今年から自己開示しなくても入試の得点がわかりますので、神奈川県中の塾から多くのデータが伸学工房に送られて、きっと分析が間に合わないのでしょうね。確かに、例年の報告会(速報)よりは詳しい話が聞けましたし、得点分布など興味深いデータが手に入りましたが、高校別に明確なボーダーラインとか分かると思っていましたので、その点は非常に残念です。

私の知っている公立高校では、2月15日(水)学力検査・2月17日(金)面接で、その翌日から土曜日も日曜日も休日返上で採点を頑張ったそうです。入試の問題は当日までは見られませんので事前に採点基準を作ることができません。そのため、記述問題の採点基準を作るところからのスタートだったそうです。

しかも、整合性のある採点基準になるように、途中で何度も会議をし、答案の見直しや採点のやり直しの連続で、結局連日22時まで残業を続け何とか採点と見直しが終わり合否判定の作業にかかったのは2月25日(土)。翌日の2月26日(日)にも職員が休日出勤をして、何とか2月27日(月)には合格者の発表準備が完了したそうです。【合格者発表は2月28日(火)】

今日の伸学工房の話では、どの高校もみんな採点に気を配ったようで、かなり丁寧に採点作業をすすめたそうです。

緒方が知りたいのは、個々の高校の記述の採点基準。きっとA高校では減点されているのに、同じ答えでB高校では減点されないということが起こっているはずです。今年は伸学工房は点数だけしか集めませんでしたので、来年からは記述の答えをコピーして集めて分析してもらえるように要望しようと思っています。やはりこういうことは多くのデータを集めないと見えて来ませんので…。

それにしても公立高校の先生には入試の採点が実に大きな負担になっているようですね。合格者の発表が終わったらすぐに卒業式の準備とか学年末試験の問題作成・印刷とかありますが本当に体に厳しい時期なので、何とか対策を考えるべきでしょうね。

この記事を書いた人

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緒方克彦
担当科目:英語・国語
担当校:伊勢原校・成瀬校

理系が得意な私は医学部志望でしたが、小学校の教師になるために文系に転向して初等教育学科に進学。なぜか新聞社の内定をもらいましたが、選んだ道は塾講師。それから早30年。人生、何があるか分かりません。だから、若いうちは幅広く勉強することが大切だと思います。いろいろなことを吸収して、自分を磨きましょう。